■上映作品紹介
『40年目のビデオレター アマゾン編』
2002年制作/78分
製作:あるぜんちな丸第12次航同船者40年の集い実行委員会
制作・構成・撮影・編集・報告:岡村 淳
南米への移住が下火に向かうなか、1962年4月に700名近い移住者を南米四ヶ国に運んだあるぜんちな丸第12次航。
あれから40年。
出身も境遇も異なるものの、共に新大陸への夢と不安を抱いた同船者たちは今、どうしているだろうか。
アマゾンの河口で小船に乗り換え、泥色の川をさかのぼっていった31人は―。
成功を夢見る父や夫のかげで、運命に絶望した妻子たちも少なくなかった。
移住後間もなく未婚のまま風土病で逝った女性、自ら命を絶った少女…。
同船者の訪問を拒む人もいる。
あまりにも多様な移住者それぞれの人生だった。
移民の願いと出資を受けて、自ら移民となった岡村監督の手による、移民を描いたドキュメンタリー。

『ブラジルの大地と人に学ぶ 生きている聖書の世界』
1997年制作/40分
制作:小井沼國光 岡村 淳
ナレーター:朝田志津子
音楽:ARI KOINUMA
構成・撮影・編集:岡村 淳
ブラジルに渡った多くの日本人たちは、新天地で「金のなる木」「イッパツ当てて」といった経済的な価値を求めていた。しかし、少数ながら精神的な価値を求めて、社会の弱者に奉仕するために移住して活躍する人もいる。
世界最大のカトリック信者数を抱えるブラジルで、カトリックそのものが権力と結びついて、自ら権力化したことに反対するキリスト者の動きがある。「解放の神学」という今日の現実と社会の弱者の立場から聖書を読み、実践する運動につらなる日本人、日系人たちを訪ねた記録。
サンパウロのスラム街で女性と子どもたちのお世話をする日系3世のハーフの女性、カチアさん。アマゾン奥地の村をひとりで巡回するイエズス会士・堀江節郎神父。そしてパラナ州奥地でハンセン病患者との連帯に始まり、土地なし農民と呼ばれる人たちの支援を始めた佐々木治夫神父。ブラジルでは2000年近く前に書かれた聖書の世界そのものの社会の悪、不正な権力者との闘い、そして弱く小さい人たちへの愛がダイナミックに繰り広げられていた。 |