図書資料室(海外移住)では、展示場で行われている特別展示・企画展示の開催期間にあわせて、関連図書や映像を集めた「特別展示・企画展示関連資料コーナー」を設置しています。 資料館にお越しの際は、是非お立ち寄りください。
展示タイトル:特別展示「南米日本人移住地今昔〜1964から現在〜」
開催期間:2012年3月16日(金)〜5月13日(日)
主な展示資料
『中南米移住地記録写真集1964』(写真集)
発行所:海外移住事業団
発行年:1964年
今回の特別展示の素材にもなっているこの写真集は、JICAの前身である海外移住事業団が1964年に作成したものです。中南米5カ国(ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ドミニカ共和国)の日本人移住地の様子等を記録したものであり、合計235点の写真がキャプションとともに掲載されています。今回の特別展示では展示されない写真も多数掲載されており、移住地造成の様子、農作業の風景、学校生活や行事等、移住者たちの当時の生活の様子を見ることができます。
イベント展示や出版物掲載等での使用を目的とする団体には、写真集掲載の画像を貸出しています。ご希望の方は、お問い合わせください。
海外移住資料館 資料貸出担当 TEL:045-663-3257
『ラテンアメリカに生きる<総合篇>』(映像)
制作:海外移住事業団、毎日放送
制作年:1964年
移住者の送出がまだ盛んに行われていた頃、海外移住の啓発を目的として、全国各地で講演会や映画会などが開催されていました。図書資料室には、そこで上映されていた映像が「海外移住映像資料」として所蔵されており、室内でご覧いただけます。 その中の1点であるこの映像は、戦前戦後を通じてブラジル、アルゼンチン、ボリビア、パラグアイ、コロンビア、メキシコ、ドミニカ共和国へ移住し、定着した主な日本人(日系人)、日系企業の活動状況を紹介したものです。写真だけではなく映像で、当時の様子をご覧になってみてはいかがでしょうか。
「ラテンアメリカに生きる」のシリーズは、<総合編> の他にも8点あります。
『海外移住事業団十年史』(図書)
編集・発行所:海外移住事業団
発行年:1973年
海外移住事業団の10年史である本書には、第2次世界大戦後の移住再開から、海外移住事業団の前身である財団法人日本海外協会連合会、海外移住振興株式会社の設立経緯とその事業内容、それらが統合され海外移住事業団が発足するまでの流れ、そして海外移住事業団の事業内容の詳細が書かれています。巻末には、海外移住年表が掲載されており、戦後〜1973年までの移住政策の流れをみることができます。
この他、当時の移住者募集要領などの業務資料も、多数所蔵されています。
『海外移住統計(昭和27年度〜平成5年度):業務資料No.891』
発行所:国際協力事業団
発行年:1994年
この資料には、JICAが送出に関わった移住者数が移住先国別、都道府県別、家族単身別、移住形態別、渡航時年齢別・学歴別、渡航前職業別に掲載されており、移住相談統計も付記されています。また、巻末には参考資料として、戦前の海外移住者数、戦後の在外日系人数や永住を目的とする旅券発行数が掲載されています。『海外移住統計』は、1964年外務省発行からはじまり、1966年に海外移住事業団発行、1968年からは毎年発行が続けられ、1994年発行のこの資料が最後となりました。これらの統計からは、JICAが送出した移住者数のみならず、移住形態の変化や移住相談の動向なども読みとることができ、戦後の海外移住を調査する上で、非常に有用な資料です。
『邦人職業住所案内 1964』(図書)
発行所:Litografia Arte Paulista S.A. (ブラジル・サンパウロ)
発行年:1964年
本書には、ブラジル・サンパウロにおける当時の職業別と個人別の住所録が掲載されています。また様々な業種の広告が約300点も掲載されており、当時様々な分野で移住者とその子孫である日系人が活躍していたことがわかります。県人会、新聞社、マスメディア、商社、病院、法律事務所、食料品販売、製造業、学校、飲食店など、ありとあらゆる業種が並んでおり、当時のサンパウロ市内には多くの移住者や日系人が住み、そのニーズに応える職業があったことがうかがえます。
『妻と歩いたこの道:コチア青年移住55周年、花嫁移住51周年記念誌』(図書)
編集:記念誌編集委員会
発行所:コチア青年連絡協議会
発行年:2011年
コチア青年移住とは、ブラジル・サンパウロ州周辺農村地帯の労働力不足によるコチア産業組合員の生産力減退を防ぐため、当時のコチア産業組合と日本の農業協同組合が提携して開始された制度であり、1955年以降、多くの青年がブラジルに渡りました。1959年からは、コチア青年に嫁ぐことを目的とする花嫁移住が始まりました。本書には、コチア青年と彼らに嫁いだ花嫁移住者たちの体験談が掲載されています。写真見合いと文通だけで籍を入れ、ブラジルで初めて対面した夫婦が、数十年経った今、その人生を振り返り、それぞれの思いを綴っています。
図書資料室には、この他にも、移住地で発行された記念誌などが多数所蔵されています。
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