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日本人の海外移住は明治時代初期に始まって以来、中南米や北米を中心に100年以上の歴史を刻んできました。現在、海外で生活する移住者や日系人の数は、今や世代を重ね250万人を数えるに至っています。また、ここ10数年の間に、かつて日本人が移住した国々から、その子孫である日系人とその家族を合わせて約30万人の人たちが、就労や勉学の目的で来日し生活しています。
こうしたことから、国際協力機構は、日本人の海外移住の歴史および移住者とその子孫である日系人について広く国民に、特に次代を担う若い世代に理解を深めていただくことが大切であると考え、海外移住に関する歴史的な資料を展示することとしました。この展示では、当機構が戦後、主に中南米の移住事業の一翼を担ったことから、中南米の国々と、それに至るまでの移住の歴史となったハワイを含む北米を主たる対象として、新世界の国々に生き、その国の国民や他国からの移住者と共に新たな文明づくりに参加した日本人移住者とその子孫の足跡をたどっています。
この展示が海外移住の歴史を振り返り、日本と日系人社会、さらには移住先の国々との関係を考える一つの契機となることを願うものです。
2003年10月
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